
関西クラフトビールスポット
奈良名物「柿の葉寿司」片手に楽しむ、繊細なクラフトビール “なら麦酒 ならまち醸造所「麦舎」”

奈良市の旧市街である「ならまちエリア」に、なら麦酒ならまち醸造所のブリュワリーパブ「麦舎(むぎや)」はあります。
倉庫を改築してつくられた店舗は木目調の家具が並び、非常に趣のある味わい。
このなら麦酒は、2017年3月に誕生したブリュワリー。奈良といえば清酒発祥の地として全国に名を轟かせる銘酒の里。
1999年に「曽爾高原ビール」が奈良における「地ビール(クラフトビール)」の第一号醸造所として誕生したのを皮切りに、2015年にゴールデンラビット、さらに2017年には奈良醸造などがあり、最近では日本酒の醸造元も参入が相次ぎ、麦酒ファンにとって注目のエリアの1つと言えるのではないでしょうか。
カウンター奥にはステンレス製の小型貯蔵樽も見えます。取り扱うクラフトビールは、なら麦酒オリジナルのものばかりです。
ならまち麦酒を代表する「ならまちエール」(※写真右)は、最初に誕生したビールとのことで、副原料に「大和ほうじ茶」を使用した風味豊かな味わいを持ったエール。
写真左の少し白濁したビールは5種類のハーブを使用して造られた爽やかな呑み口の「若草セゾン」。どのビールも他では出会わないような副原料を使用していました。
価格はレギュラーサイズが840円から、トールサイズは1100円からとなっていて種類により値段は若干異なります。どのクラフトビールも繊細な味わいで、「白(はく)」「玄(くろ)」「茜(あかね)」など、シンプルながら趣のある名称は奈良の街を連想させてくくれます。もちろん、こうした定番ビール以外にも、季節限定のいちごや甘夏などを使用したものも用意されており、訪れるたびに変化を楽しむことができます。
この日はお昼すぎに訪問したこともあり、フードは注文しませんでしたが、前菜プレートや生ハムの盛り合わせなど、イタリアンを中心としたメニューをラインナップ。
さらに、奈良名物の「柿の葉寿司」や定番のフィシュ&チップスなど、とっても充実していました。
いわゆる2軒目、3軒目の飲み屋としての使い方よりも、ならまちエリアの観光とあわせてビールと食の両方を楽しむのがいいかもしれません。
ちなみに営業時間は住宅地の中にあることもあって、一般的なビアバーよりはかなり短めですが、曜日に関係なく午前11時から開店しています。
ならまちの中でも少し外れに位置しているので、静かに奈良の風情を楽しみながら、美味しいビールとバラエティに富んだフードメニューを堪能してみてはいかがでしょうか?
お店の情報
- 店名
- なら麦酒 ならまち醸造所「麦舎」
Nara Beer Naramachi Brewery - 住所
- 〒630-8306 奈良県奈良市紀寺町956-2
- アクセス
- 近鉄 奈良駅 徒歩18分/JR 奈良駅 徒歩15分
- 電話番号
- 0742-95-9700
- 営業時間
- 平日 11:00~19:00
土日祝 11:00~20:00 - 定休日
- 不定休
- URL
- http://narabeer.jp/